いのししの美味しい料理法

   
 
   
 
 

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捕獲指導

 「檻を設置したけどなかなか捕まらない・・・」という農家さんに、捕獲の手順や仕掛けの方法 、コツを教えます。

 基本的に、山に棲む野生動物は警戒心が強く「檻は危険」「檻の中に餌があるのは不自然」と思っている事を念頭に置いておくことが大事です。ここでは簡単にご説明します。

捕獲のポイント 

捕獲の手順は、「檻の設置」→「餌やり」→「見極め」→「仕掛け」→「捕獲」 となります。

捕獲のポイント 

 ☆檻や捕獲柵の設置 : 捕獲効率を上げるには檻や捕獲柵の設置場所も多少考える必要があります。

<イノシシ、シカ、サルの場合>

*食害獣が山から下りてくる経路の近く。

*開けた空間にポツンと置かない。薄暗い所が良い。

*檻の1側面が土手や山などに面していると良い。

*設置場所が決まったら、その場に設置前に餌をまいて慣らしておくと良い。

 ☆餌やり : 捕獲効率を上げる最大のポイントです。

 

<イノシシの場合>

*餌は米ぬか、豆、イモなど。 被害に合っている農作物も効果あり。

*初めは檻の周りに餌をまく→食べるようになったら檻の中手前→それも食べるようになったら檻の中→奥と餌をまく。 

*警戒心の薄い子どもが先に檻に入るので母親が入るまでしばらくは仕掛けをしない。

* 食害動物が檻に十分慣れるまで餌やりをする。

*餌を切らさない。毎日確実に来るようにするため。檻が遠くて毎日通えない場合は多めにまいて週2、3回ほどまく。

<シカの場合>

*餌は米ぬかや芋のツル、ナスの芽など被害農作物

*シカは餌を食べながら下を向いて歩くので、檻の手前から線を引くようにまいて檻に誘導すると良い。

<サルの場合>

*餌は果物、野菜。

*初めは檻の上に餌を置き、慣れたきたら檻の中にぶら下げる。十分に慣れてきたらぶら下げた餌の一つを仕掛けにつなぐ。

 ☆見極め : 被害を軽減するには被害を起こしている個体を捕獲することが大事です。捕りたい個体を確実に捕獲するには、檻に入ってくるようになった野生動物が何か、またどんな個体なのかを見極め、不必要な捕獲を避ける必要があります。動物やある程度の個体の見極めは足跡から判断します。

 シカの被害を減らしたいのに檻にはイノシシが入ってくるという場合は、まずはイノシシを捕獲する必要があります。シカとイノシシが共存している場面では、シカはイノシシを怖がって餌を食べに近寄らないことがあるからです。

 ☆仕掛け : 「この方法で捕れる」という確実な仕掛けはありません。大事なのはタイミング。焦ってセットをしないこと。確実に捕獲したい個体が入るようになってからセットします。

 また、仕掛けは食害獣が捕まるたびに壊れるのでコストがかからない物、シンプルな方法を選ぶことが大事です。

@丸太、木切れ、竹、木の株(イノシシ)

*イノシシの障害物を鼻でどかす習性を利用。ただし、子どもが入っている時はこの方法は避ける。

*丸太に糸をくくりつけ、その糸を檻の下を通して仕掛けにつなぐ。

*糸の色はあまり関係ないが、白や黄色、光るものは避け、細くて茶色や黒などできるだけ見えにくい物が良い。

A横糸(イノシシ、シカ)

*檻に横糸をはり、食害獣が通る時に引っ掛けて仕掛けが落ちる仕組み。横糸は真横より斜めにはる方が切れない。

*横糸を張る高さで獲物の大きさを選択できる。イノシシの子どもや小動物が来ている時には有効。シカは高くても良い。

B縦糸(イノシシ、シカ、サル)

*檻の下に糸を3本ほどはわせ落ち葉で隠しておく。食害獣が糸を踏むと仕掛けが落ちる仕組み。沢山はわすと子どもでも踏んでしまう可能性が大きくなるのでしない。

C餌(サル)

サルは手で餌をつかむので有効。

檻に下げた餌のひとつに仕掛けとつなぐ。

イノシシは警戒心が強いので、最低3種類ほど複数の仕掛けを組合わせて使います。環境に変化があると警戒して檻に入らなくなるのであらかじめ用意しておき、状況に応じて仕掛けの種類を決めます。

また、野生動物は学習をするので同じ仕掛けは何度も使えないため、檻に入った食害獣は確実に捕ることが大事です。檻を警戒するようになると「捕れないイノシシ」を作ってしまいます。


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